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スタンダードを聴いたあとで
夏と海 R18
甘えてくるリィンにキスを送ると、恥ずかしいのだろう、顔を俺の肩口に埋める。
「クク…相変わらずかわいい反応するよな、お前」
「……うるさい、バカクロウ」
リィンは顔を肩口に埋めたまま、俺の後ろ髪を思いっきり引っ張った。
「いってー……」
「クロウが悪い」
肩口に顔を埋めたままなリィンの顔を自分の方へと向けさせる。
見なければよかったと後悔したが──。
リィンの顔は真っ赤で目は潤んでいて、色気が増していた。
「……あー…リィンさん? 宿に戻ってヤらねぇ?」
「こんな昼間っから何考えてるんだよ……」
そう言うとまた俺の肩口に顔を埋めたリィンの頭を撫でると、擦り寄ってくる。そうされると俺は我慢できなくなるわけで──。
スカーレットの方をちらりと見ると呆れた眼差しを送られたが、そんなのは気にせずに、リィンを抱えた。リィンは抗議したが、俺は気にせずに宿へと足を向けた。
クロウに抱えられて宿に戻ってきた俺は、おろされたと同時に逃げようとしたが、失敗に終わった。
逃げられないとはわかってたけど──。
クロウは俺を逃がさないように、俺を後ろから抱え込んだまま、近くの椅子に座る。
「ちょっ……クロウ!?」
「逃げられると、傷つくんだが?」
そう言われると言葉を詰まらせたけど、さすがに昼間からやるのには抗議しないと。
「昼間からやるつもりなのか!? 泳ぎに来たんじゃ……」
「かわいい反応したお前が悪い」
かわいい反応ってなんだよ──と思っていたら、首筋をぺろりと舐められぴくりと体を震わせてしまう。くつりと笑ったか思った瞬間、舐められた箇所に歯を立てられ、痛みが走る。
クロウを睨みつけ、抗議しようとクロウの方に顔を向けたと同時に唇を塞がれた。クロウの唇で──。
そのままクロウは舌を絡めてくる。このまま流されてしまえば、いつもと同じようになってしまうと思い、流されないようにと思っていたけど、クロウはいつも上手で俺はいつも翻弄されてしまう。
最初は流されないようにとしていたリィンだったが、昨日お預け食らった俺がそれで諦めるはずもなく、いつもの調子で舌を絡めていくと、抵抗はなくなっていった。
そんなリィンが可愛くて愛おしい。
リィンの意識がこっちに向いてる隙に、水着の中に手を忍ばせ、後ろを弄るとリィンの体が跳ねた。
舌を甘咬みし、唇を離す。
睨まれたが、前と後ろを同時に攻めるとぴくりと反応する。
「…ん……っ、ぁ……」
前を攻めつつ後ろに入れている指を増やし、入り口を広げる。リィンは指を動かすたびに体を震わせている。
水着の中でぐちゅぐちゅと音が聞こえる。
「キス、欲しいか?」
「っ…、キス、欲し、い……」
キスをねだってくるリィンに何度もキスを落とす。
前が辛そうなリィンのそれを水着を少しずらして出してやる。さんざん攻めたせいか、ぐしょぐしょに濡れている。
「ドロドロだな」
「っ、ぁ…んっ……」
リィンの息は上がって、そろそろ限界かと悟ったが、昨日お預けくらったんだ。そのままいかせるわけもなく、根元を握り、後ろに入れていた指を更に増やす。
根元を握られ後ろも弄られているリィンは涙目でぴくぴくと体を震わせていた。リィンは余裕ないだろうが、俺もリィンと同じで余裕はない。
サイト掲載日 [2014年8月23日]
© 2014 唯菜
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