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※ 閃Ⅳの真エンド後のクロリンです


 呪いの影響により引き起こされた騒動は徐々に終息していった。そんな中、トールズ士官学院も本校と第Ⅱ分校もようやく再開される運びとなった。
 そんな中、俺は頭を抱えている。
 何の因果か、生き残っちまったのは良かったのか悪かったのか。

「えっと……ごめんな、クロウ……」
 そう言いながら困った顔をしている最愛の存在であるリィン。
 いろいろとあり、いっぱい傷つけたというのにリィンは俺を追いかけてきて最後は結局捕まっちまって今があるんだろうなぁと思わずにはいられない。あれだけ想いを寄せてくる奴らはいるっつうのに。
「いや、お前が悪いわけじゃないだろう? それにこう言う選択肢しかなかったのなら仕方ねぇじゃないか」
 俺の罪が消えることはない。生き残っちまったのだからそれを背負っていく覚悟はある。
 でも、なんでこうなるかなぁ~……と思わずにはいられない。
 分校で働くのは一向に構わない。分校で生徒になりトワやリィンから教えを請うよりは。
 だけどだ──だけどなぜリィンと相部屋にならないといけないんだ。
「相部屋になったほうがそなたも嬉しいであろう?」
 そういうのは分校長のオーレリア。
「嫌、だったか?」
「嫌じゃない!! むしろ嬉しいんだが……嬉しいんだが……」
「忍耐力を鍛える訓練にはもろう?」
 忍耐力と言われて、リィンは困った顔をしているが、俺は頭を抱えたい。
 あぁ、やっぱりバレてんだなと思ったが、そういえばリィンが分校長には隠し事はできないから諦めてくれ言ってたな。むしろあの人が知らないことなんてないんじゃないのかとか言ってたな。

 色々と頭を抱えたいが、これからはリィンとずっと一緒に過ごせるんだ。ずっと──
サイト掲載日 [2018年11月25日]
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